小平奈緒が李相花(イ・サンファ)に言った「チャレッソ」の深い意味は?

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尊敬と親しみを込めて

韓国語を細かく分解すると、「잘했어」は文字どおりだと「チャルヘッソ」と読むのだが実際にはリエゾン(連音化)して「チャルヘッソ」が「チャレッソ」になる。意味はまさに「よくやったね」。小平奈緒のほうが年上だけに、年下に向けて言う言葉としては一番ふさわしい。
何よりも、李相花の心情をよくわかっていたからこそ、小平奈緒は素直にそういう言葉が言えたのだろう。




地元開催で、どれだけ李相花が重圧を感じていたことか。その重圧から解き放たれた李相花に向かって、「本当にあなたは立派だった」という意味で「チャレッソ」と言ったのだろうし、その言葉が李相花を心からなぐさめた。
もしも、李相花が優勝して小平奈緒が2位であったならば、小平奈緒はおそらく「チュッカヘ(おめでとう)」と言ったに違いない。
そういうことを素直に言えるのが、小平奈緒の人柄の良さだ。たとえ、結果がどうであろうとも、小平奈緒はライバルであり友人でもある李相花に対して、尊敬と親しみを込めて最高の言葉をかけてあげたことだろう。
今回はそれが「チャレッソ」だった。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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