2017年の韓国テレビ界は「混乱の1年」だった

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人気を集めたドラマは?

たとえば、KBSの看板の定時ニュース。ストライキの影響で若手アナウンサーが急に出演しなくなり、管理職の元アナウンサー(女性)が急に駆り出される事態になった。
その元アナウンサーも現場からかなり遠ざかっていたのか、最初は言葉を噛んだりして、不慣れぶりを露呈した。また、生放送のニュース番組の放送時間を短くせざるを得なくなった。
さらに、ストライキが長期にわたったMBCは従来の番組編成の大幅変更を余儀なくされた。
視聴者から見てもテレビ局の混乱ぶりがわかるだけに、内部では様々な葛藤があったことだろう。しかし、奮起したのはドラマ制作のスタッフたちである。




なにしろ、朴槿恵問題というドラマでもありえないような奇想天外なことが実際に起こったのだ。
「そんな現実にドラマが負けてたまるか」
強い意気込みを持って、制作者たちも今年は意欲的に取り組んだ。そんな中で、平均視聴率が27・3%という高い数値を出したのがKBSの『お父さんが変』である。
キム・ヨンチョルが演じるお父さんの絶対に明かせない秘密から物語が大きく動いていくドラマで、2017年ではピカイチの人気を得た。
今後もこういう面白いドラマをどんどん作って、韓国テレビ界の底力を見せてほしい。

文=「ロコレ」編集部

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