韓国での「郷に入れば郷に従え」は何か?

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車内の特権階級は誰?

韓国に旅行したときに驚くことの一つが、バスや電車の車内でかなり多くの乗客が携帯で通話をしている点だ。日本では一応、車内での通話はNGになっているが、韓国では事情が違う。いたるところで着信メロディーがうるさく鳴り響いている。
さすがに、自宅にいるような大きな声での通話はしないが、わりと携帯で長電話する人も多い。だからといって、バスや電車の中で通話する人に正義感で注意しようとするのは控えたほうがいい。郷に入れば郷に従え、である。




といっても、どこでも平気で携帯を使っているわけではないので、安心してほしい。映画館や劇場ではちゃんと電源を切っていて鑑賞の邪魔をしない。
ただ、韓国の映画館で驚くのは、最後のエンドロールが出たらみんなが一斉に映画館を出始めること。この点ではやはりせっかちだ。
それから、韓国では車内でお年寄りに席を譲るのが当たり前。この点では、日本とは本当に大違いである。年配者を見かけると、座っている若者はサッと席を譲る。その素早さはホレボレするほどだ。
年配者も慣れっこになっているので、わざわざ礼を言わない人も多い。「当然」という顔をして席を譲られている。そういうこともあって、韓国ではわりと年配者が堂々としすぎている。「車内の特権階級」とも言えるほどだ。

文=慎 虎俊(シン ホジュン)

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