文在寅政権は公約どおりに兵役期間の短縮を実現できるか

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韓国軍の兵士が過剰になっている

新たに誕生した文在寅大統領。彼が選挙期間中に公約として「兵役期間を18カ月に短縮する」と語ったことには根拠があった。
実は、国防省は従来から兵役期間の短縮に取り組んでいて、2011年から陸軍を18カ月に短縮する予定にしていた。
しかし、当時の保守政権が北朝鮮と対立して2010年ごろから北朝鮮の挑発が激しくなり、国防強化の観点から兵役期間の大幅な短縮が見直しとなり、結局は21カ月になってしまった。




つまり、文在寅大統領が選挙中に公約に掲げた「18カ月」というのは、もともと予定されていた兵役短縮期間だったのである。
韓国軍の現状も好都合だ。なぜなら、韓国軍の兵士が過剰になっているという実態があるからである。
現在、韓国軍の兵士数は60万人以上だが、国防省も段階的に52万人くらいまで減らす計画を立てている。そういう流れに兵役期間の短縮は合っているのだ。
加えて、兵役期間の短縮問題は国民に受け入れられやすい。特に、これから兵役を迎える本人とその両親は大歓迎だろう。(ページ3に続く)

文在寅大統領の誕生で韓国はどう変わるのか

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