2000年以降に変わった
韓流四天王で規定の兵役を全うした人は1人もいない。
実は、芸能人の兵役問題について韓国で視線が厳しくなったのは2000年以降である。通常の兵役免除率は5%なのに、特権階級(財閥企業の役員、富裕層、国会議員や軍幹部)の息子になると30%にはねあがるという事実が2000年頃に明らかになり、それ以降は国民が兵役問題に強い関心を示すようになった。
逆にいえば、1990年代には、芸能人の兵役問題が国民の監視を受ける状況ではなかった。
もちろん、韓流四天王はそれぞれ正当な理由があって兵役免除ないしは兵役軽減になっているが、現在であればネットで批判を受けるのも仕方がなかったかもしれない。
文=康 熙奉(カン ヒボン)