朋道佳のイチオシ8『帰ってきて、おじさん』

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人生を見つめ直すきっかけ

このドラマは出演俳優たちにも大注目です。

中でも主演したピのコミカルさと切なさを自由自在に行き来する演技力は、やはり卓越したものがあります。

2004年にソン・ヘギョと共演して大ヒットした『フルハウス』ではまだ若くて初々しい姿のピでしたが、あれから12年の月日が経ち、30代半ばになった彼は実生活で娘がいてもおかしくない年齢になりました。

そのためか、劇中のピの父親像はとても温かく、残していく娘への愛であふれていました。




天界へ帰る時間が迫ったとき、これから成長していく娘へ送る細やかな贈り物の数々には見ていて涙を止められません。

また、ギタクが生まれ変わったハン・ホンナンのコミカルな姿にも大注目。オ・ヨンソは前作『輝くか、狂うか』でイ・ハニと敵対する役を演じていましたが、今作ではお互いの最愛の人(人間界へ逆送後は女同士の友情)となり、視聴者を楽しませてくれます。

この作品は『屋根部屋のプリンス』『おバカちゃん注意報』などを手掛けたシン・ユンソプ氏が演出を手掛けていて、家族への愛情や周りの人たちへの感謝など、人の死を通して、今を生きている私たちが真の愛と幸せに気付き、人生を見つめ直すきっかけをくれる意義深い作品となっています。
(ページ3に続く)

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