俳優として初心に戻った!
ソン・スンホンはファンの期待を裏切ることなく、『エデンの東』でまったく新しいイメージを構築した。
それこそが希有なほどに輝く俳優力の賜物だった。
以後のソン・スンホンは、ドラマ『マイ・プリンセス』(2011年)、ドラマ『Dr.JIN』(2012年)、ドラマ『男が愛する時』(2013年)、映画『情愛中毒』に主演し、魅力的な演技を見せている。
そして、昨年の秋からは『師任堂(サイムダン)、色の日記』の撮影に集中していたのである。
イ・ヨンエを相手にソン・スンホンがどんな演技を見せるのか。
「過去にたくさんの作品に出ましたが、イ・ヨンエ先輩と初めて撮影をした日は、デビューしたときを思い出しました。それほど緊張したのです」
こう語るソン・スンホン。
言葉を変えれば、「初心に戻った」ということだろう。
今度の『師任堂(サイムダン)、色の日記』がソン・スンホンにとっても、記念すべき大作になるかもしれない。
大いに注目したい。
文=康 熙奉(カン ヒボン)