第4回/チ・ジニ(後編)
『宮廷女官 チャングムの誓い』の出演が決まったあとのチ・ジニは意欲的だった。乗馬やタップダンスを習い、からだの切れをよくするための努力を怠らなかった。さらに、ミン・ジョンホ役の鋭いイメージを生かすために減量にも取り組んだ。
イ・ヨンエが絶賛
『宮廷女官 チャングムの誓い』の出演に合わせて最大限の努力を惜しまなかったチ・ジニ。その甲斐があって、彼は朝鮮王朝時代の逞しい官吏をキリリと演じた。チャングムが苦境に立ったとき、いつも彼女のそばにいて優しく支える「韓国版サムライ」の姿は凛々しかった。
ドラマの撮影が終わったとき、イ・ヨンエはメディアとのインタビューの中でチ・ジニを「今まで共演した俳優の中でも、特にすばらしい俳優」と絶賛した。普段口数が少ない彼女が共演した俳優を称賛するのは非常に珍しいことだ。それほど、イ・ヨンエにとってチ・ジニの存在は大きかったのである。
実際、チ・ジニは俳優仲間やスタッフから信頼されている。彼が『宮廷女官 チャングムの誓い』に出演できたのも、ドラマ『ラブレター』の制作スタッフが積極的に推薦してくれたからである。(ページ2に続く)