44歳になるペ・ヨンジュンはどこへ向かうのか

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結婚1周年を祝ったばかりのペ・ヨンジュン。今年中には父親になりそうだが、8月29日には満で44歳の誕生日を迎える。最新作がなくてファンはとても寂しい思いをしているだろう。本来は俳優であった彼が、なぜビジネスにのめりこんでいるのか。

B-17

苦難の時代に生まれた

ペ・ヨンジュンが生まれたのは1972年である。

1972年という年を振り返ると、日本と韓国では、一衣帯水の隣国同士と思えないほどの違いがある。

玄界灘を一つ越えるだけで、二つの国はなぜこれほど違うのか。そんな驚きを率直に感じる。

日本の1972年……。

高度経済成長が一段落したとはいえ、繁栄の成果を手にしていた頃である。1970年に開かれた大阪万国博は未曾有の観客を集めて大成功に終わり、日本が世界に冠たる国になったことを内外に知らしめた。その余韻がまだ1972年には残っていた。

けれど、韓国はまるで違った。

まだ貧しかったし、その日の食事に困る人も多かった。しかも、1961年の軍事クーデターで政権を掌握した朴正熙(パク・チョンヒ)大統領は、1970年代になると国内体制を引き締めるという名目で民主化の弾圧を強化していた。韓国は長い苦難の途上にあった。

そんな時代にペ・ヨンジュンは生まれた。もちろん、幼い彼に当時の世相を理解することはできない。両親の愛情を受けてスクスクと育っていったのだろうが、いくら子供でも世の中を覆う暗い雲というものを見ないわけにはいかない。(ページ2に続く)

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