軍楽隊ユンホについて一番知りたいことは?(前編)

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質問3「ユンホは上等兵になりましたが、師団の軍楽隊の中ではどういう位置づけになるでしょうか?」

軍楽隊といっても陸軍に所属していますので、陸軍の組織運営に従わなければなりません。陸軍においては、一番大きな組織は師団ですが、逆に一番小さい組織は分隊です。

分隊ごとにチームワークを固めていき、それから小隊→中隊→大隊と組み込まれていきます。

つまり、陸軍において団体行動の基本単位になるのが分隊ということです。軍楽隊もいくつかの分隊に分かれていて、1つの分隊の構成メンバーは5~7人です。ユンホは上等兵になりましたが、分隊長に指名されるのが軍楽隊では上等兵なのです。当然ながら、分隊のメンバーは自分より階級が下の者(一等兵・二等兵)になります。そうした部下の管理をきちんと行なうのが分隊長の務めです。




ただし、上等兵といっても、その中でも先輩・後輩の関係があります。陸軍の兵役期間の中で上等兵になっているのは7カ月間ですが、上等兵になって3カ月間はまだ後輩の部類に入り、先輩の上等兵から命令される立場です。ユンホは上等兵になって現在では2カ月ほどですから、二等兵や一等兵の管理をまかされている立場でしょう。つまり、部下の面倒を見させられるというわけです。

これがとても大変なのです。まだまだ楽器演奏が未熟な者を指導していかなければなりません。自分以外の人のことに時間を取られることが多く、からだがいくつあっても足りない心境だと思われます。(ページ4に続く)

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