朝鮮王朝おもしろ人物列伝(11代王・中宗編)

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中宗について紹介している『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』(康熙奉〔カン・ヒボン〕著/実業之日本社発行)

意思を無視された即位

晋城大君の説得が行なわれる一方で、反乱軍の主力部隊は燕山君の屋敷を襲撃した。普通なら、王を守るために兵士たちは相手を迎え撃つ。しかし、燕山君に仕えていた兵士たちは、王を守ろうとせずに逃げ出してしまった。
クーデターが起きたことを知った燕山君は、怯えはじめる。そんな王の姿を心の中で笑っていた者たちは、外の様子を見に行くと言って逃げてしまう。傍若無人な暴君を命を賭してまで守ろうとする者はいなかったのだ。




こうして、反乱はあっさりと成功。燕山君は王位をはく奪されて地方に追放されてしまう。しかし、問題があった。晋城大君がいまだに即位を拒んでいたのだ。
反乱の功臣たちは晋城大君を王にしようと説得を続けていた。それは徐々に熱を帯びていき、やがて「もはや拒否できない」と感じた彼はようやく11代王・中宗として即位した。このクーデターが「中宗反正(チュンジョンパンジョン)」である。(ページ3に続く)

中宗(チュンジョン)はあまりに優柔不断すぎる王だった!

中宗(チュンジョン)の正体!嫌々王になって最後まで影が薄かった

中宗(チュンジョン)が燕山君(ヨンサングン)に代わって王になった日!

中宗(チュンジョン)はなぜ文定(ムンジョン)王后の悪行を止めなかった?

中宗(チュンジョン)と燕山君(ヨンサングン)の異母兄弟同士の確執!

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