ユチョン問題で注目される社会服務要員とは何か?

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現在兵役中のユチョンは、社会服務要員としてソウル市の江南(カンナム)区役所で勤務している。そもそも、社会服務要員とはどんな存在なのか。日本からわかりにくい韓国の兵役制度の中で、特に社会服務要員にスポットを当ててみよう。

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徴兵検査の兵役等級

ユチョンは徴兵検査を受けたときに、4級と判定されて補充役となった。このあたりから具体的に説明していこう。

徴兵検査では身体測定・健康診断・性格分析などが行なわれるが、専門医による最終決定によって、兵役対象者は7ランクの兵役等級に分けられる。

それは以下のとおりである。

◆1級~3級 現役兵

◆4級    補充役

◆5級    第二国民役

◆6級    兵役免除

◆7級    再検査対象者




まず、1級から3級までの判定を受けると、現役兵として軍務に就くことになる。5級の第二国民役というのは、「現役兵としての服務は無理でも、戦時には後方支援にまわることができる人」を意味している。つまり、平時には入隊しなくてもいいが、戦争が起こったら召集を受ける人たちである。

6級の兵役免除は、すべての兵役が免除される人であり、7級の再検査対象者は、1年後に再び徴兵検査を受けて最終判定が下される人である。

さて、ユチョンが判定された4級の補充役とは何なのか。(ページ2に続く)

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