ドラマがもっと面白くなる撮影エピソード1『冬のソナタ』編

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ギリギリまで妥協のない最終回

 

dramastill (65)

苦労の連続だった撮影現場

 

撮影当初から「雪が降らない」「脚本が遅れている」など、多くの試練が与えられた『冬のソナタ』。当然、そのしわ寄せは撮影スケジュールに直撃する。他のドラマ以上にハードな撮影は俳優・スタッフを問わず、多大な疲労を与えていた。さらに、冬を描いたドラマだけに、撮影場所は極寒地が多くて、それも過酷さに輪をかけていた。

そんな状況の中、ペ・ヨンジュンは主演として作品を引っ張っていく必要があった。彼は朝晩の栄養剤の点滴をすることで撮影に臨むのだが、物語序盤では風邪をこじらせたときもあった。しかし、ペ・ヨンジュンは不屈の役者魂で撮影に穴をあけることはなかった。

その時、撮影されたのが、物語序盤に南怡島でユジンとチュンサンが唇を交わす名シーンである。ペ・ヨンジュンの役者魂を感じさせるエピソードだ。




一方、撮影のドタバタは最後まで続く。

2002年3月19日午後10時、『冬のソナタ』は多くの視聴者に惜しまれながら最終回を放送する。同日にはソウル市内でKBS主催のヒット記念パーティーが催された。しかし、出席する俳優・スタッフの多くが疲労の色を隠せていなかった。

それもそのはず。なんと、『冬のソナタ』の最終回の撮影が終わったのは、同日の午後4時だったのだ。

誰もが最後まで全力疾走した『冬のソナタ』。名作誕生に秘められた、俳優・スタッフたちの熱意を高く称賛したい。

(文=ロコレ編集部)

 

 

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