怪優チェ・ミンスが『テバク』に波風を立てる

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「いつでも責任を取る」

チェ・ミンス2

40代に入った頃のチェ・ミンス

チェ・ミンスにはユニークな発言が多い。

自分の俳優としての立場についてはこう断言していた。

「月や太陽は自分が月なのか太陽なのか知らないでしょ? それは人が勝手に付けただけの名です。私も人が自分の演技をどう見るかには関心がありません。ただ一本一本の作品に全力を注ぐだけ。単純なことだが、それが何よりも基本的なことなのです」

まさに、信念の言葉である。




また、40代に入った頃にはこう語っていた。

「今まで走りっぱなしできたので、見逃したものもあります。それを見直し、もっと奥まで自分を見つめたいですね。そして、生物学的な年齢は意味のないものですが、80歳になっても演技を続けているのなら、そのときも建物の間を飛び越えられるように用意しなければならないでしょう」

こう言ったあとで、チェ・ミンスは明確な口調で続けた。

「でも、老いてもう自分の姿が自分らしくなくなったら、それ以上の演技はできません。責任を取りたいですね。明日でも演技をやめられます」

チェ・ミンスには、「責任を取る」という意味での覚悟が備わっている。(ページ3に続く)

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