ソンモの心情が一番わかるのは?
ソンモが飲酒運転で摘発されたと知ったときも、ユナクなら「入隊を前にした時期にいかに不安定な精神状態になるか」をよく知っていた。
だからこそ、細心の注意を払わなければならないのだが、連日のように送別会が開かれる状況の中で、一種の興奮状態に陥って冷静さを欠いてしまうのも起こりうることなのだ。だからといって、それが言い訳になるわけではない。
自分を律して不安定な時期を乗り越える人は多いのだし、ソンモが責められるのもやむをえない。
しかし、仲間思いで誠実なソンモの性格を知れば知るほど、彼がどんなに辛いかがわかる。そんな状態で入隊するのは尋常ではない。ただでさえ、日常生活とは隔絶した閉鎖的な組織に身を置かなければならないのに、加えて、さらなる精神的な重圧を自分で抱えてしまっている。
もちろん、それらすべてをユナクは承知していることだろう。
彼はリーダーとしてソンモを叱りながら、同時に「兄貴」として励まし続けているに違いない。
4人が入隊する日が間近に迫ってきている。もう1人のソンジェは入隊中で5月に除隊の予定だ。
しばらく1人で残るユナクは、超新星のスポークスマンとしてファンに向けてメッセージを発信する役割を負っている。
何よりも、反省中のソンモを励まし、彼の良き相談相手になってほしい。そのうえで、4人が兵役を終えた後に再び6人ですばらしいステージができるように、リーダーシップを発揮してほしい。
ファンは心からそれを望んでいる。今、ソンモの心情が一番わかるのは、ユナクを置いて他にいない。
(文=「ロコレ」編集部)