韓国をよく知るためのQ&A(社会編)

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済州島の美しい風景。この地は方言がきついことでもよく知られる

Q/韓国語の方言はどのようになっていますか。

A/韓国にもその地方ごとに方言が存在します。韓国語は中国語などに比べ言葉の抑揚(イントネーション)が少なく、男性と女性の話し方があまり変わらないのですが、地方の言葉にはさまざまな特徴があります。

首都ソウルがある京畿道(キョンギド)の言葉が標準語にあたりますが、釜山(プサン)がある慶尚道(キョンサンド)の方言は、言葉を短くして、かなりの早口でまくし立てるように話すのが特徴です。大きな声でぶっきらぼうに話す人が多いため、ケンカをしているような印象を与えます(日本でいえば、関西弁のような雰囲気です)。慶尚道の人にとっては、ソウルの言葉を話す男性は女性っぽく感じられるとか。

また、京畿道の南に位置する忠清道(チュンチョンド)の人たちは、ゆったりと悠然に話をします。言葉のスピードが遅いので、一語一語が重く響きます。日本で言うところの東北の話し方に近いかもしれません。

観光地として日本でも有名な済州島(チェジュド)は、朝鮮半島から離れているだけあって、その方言も独特です。単語そのものの名前が違うことも多く、抑揚も済州島独特のものがあります。離島ということと独特の方言を持つという点では、沖縄に似ているかもしれません。




Q/主人公が外国に養子に出されていましたが、実際に多かったのですか。

A/確かに日本では国内の養子縁組が主で、海外にまで養子を出すという話はあまり聞きません。しかし韓国では、国内より海外のほうが養子に出す人数は圧倒的に多いのです。その理由は様々ですが、その時々の時代背景が大きく影響しているようです。

韓国で海外に養子が出されるようになったのは、朝鮮戦争以降です。戦争孤児になってしまった子供や米軍兵との間に生まれた混血児が対象となりました。また、経済的にも貧しかった当時は捨て子も多く、そういった子供たちがアメリカなど海外の養父母に引き取られていきました。

当時は年間に1万人を越える養子が海外に渡ることもありました。その後、韓国政府が国内での養子縁組を推奨するなど方針転換をしたこともあり、その数は年々少なくなりましたが、公式な数字に加え、非公式の数も合わせると、これまでに海外に出された養子の数は20万人を越えると言われています。

こうしたお国柄ですから、ドラマの中で海外との養子縁組の話が出てきたとしても、韓国の視聴者は特に違和感なく受け入れています。(ページ2に続く)

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